PC-9821Cs2のRGB31KHz化改造

PC-9821Cs2はハードウェア的には24KHz/31KHz両対応であるにも関わらず、GRPH+2等での切り替え手段が用意されていないので起動時にいきなり31KHz表示させることが出来ません。一度Windowsを起動し終了させるかそれ専用のフリーソフトを使えば出来るようですが、非DOS環境…例えばFreeBSDなどで使おうと思ったときには専用高解像度ディスプレイ(24KHzディスプレイの正式名称)が必要となってしまいます。それでは場所も喰うし無駄なので、Cs2についても31KHz化してみることにしました。
なお、必ず先に「PC-9801のRGB31KHz化改造」の記事の方に目を通し概要を把握しておいて下さい。

具体的には

Cs2ではマザーボード表面上にある42.10MHzのOSCで24.8KHzを、50.35MHzのOSCで31.5KHzを生成しています。OSCの比が周波数の比と一致していないのは恐らく内部で分周比が違うためでしょう。そこで、常時31.5KHzを出力するためには42.10MHzのOSC側を交換する必要があります。

42.10:24.8=x:31.5
24.8x=31.5*42.10
x=53.47


と言うことで53.47MHz近辺のOSCを探してきて交換すれば完了です。
横着して隣の31.5KHz用のOSCからクロックを横取りしてきても29.65KHz出力となってしまい、普通のAT用ディスプレイでは映りませんので気を付けて下さい。


ですが、このタイプのOSCはハンダゴテで取ろうとしてもなかなか取れませんでした。無理をして基板を壊してもいけないので、このOSCは放っておいてクロック出力信号線だけ乗っ取りましょう。

マザーボードを裏返し、今のOSCの裏辺りにある「4D6」というチップ抵抗を外して下さい。これで本来のOSCの信号は途切れます。そして、代わりのクロックを「4D6」のパターン右側(白い円が描いてある側)か写真のように「4D1」の右側に供給してやります。OSCの電源はそこら辺にテスターを当ててどこか探して下さい。CMOS-ICの電源ピンを探すのが一番楽かもしれません。


生憎我が家には53.47MHz近辺のOSCなどありませんでした。一番近かったのが40MHzなので話になりません。どうせ映す側はマルチスキャンディスプレイですので、31.5KHz以上なら勝手に追従して表示してくれるはずです。そこで、マザーボード上に53.47MHz以上のOSCが無いか探してみました。すると残念ながら1個しかありません。しかもCPUのクロック発振用の66MHzです。仕方ないのでそれを横流しする事にしました(横着)。

66MHzのOSCの裏あたりにある「11D5」がOSCの出力ピンに繋がっていますので、ここから細いケーブル等を使って先程の場所に繋いで下さい。


こうすることにより39.3KHzの出力信号となります。我が家のSONY製CPD17-SF9では正常に表示できました。


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